ChromebookでLinux(ベータ)がサポートされるようになりました。導入については難しくなく、設定からLinux(ベータ)を選択しインストールするだけです。それなりの容量があり、インストールには時間がかかります。全体で1GB近くになります。
*開発者モードであることが前提です。
Linuxはサンドボックスで実行されるため、ChromeOS本体とは完全に分離されています。ChromeOS側からLinuxのファイルシステムにアクセスすることはできませんし、逆も不可です。ただこれだとあまりにも不便なので、LinuxとChromeOS本体との間でファイルをやり取りするための共有機能が備わっています。
設定は簡単です。ファイルマネージャから共有したいフォルダを右クリックし、「Linuxとの共有」を選択するだけです。設定の「Linux」項目から、「共有フォルダの管理」を選択すると、共有したフォルダが表示されます。共有を停止したいときは☓を押すだけです。
図-1. SDカードの「Downloads」フォルダを共有
共有したフォルダはLinux側では/mnt/chromeosに配置されます。Linuxアプリからターミナルを立ち上げ、/mnt/chromeosに移動すると、removableフォルダの下にマウントされているのがわかります。(SDカードの場合)。マイファイルのフォルダを共有した場合には、MyFilesフォルダにマウントされます。
後は、やり取りしたいファイルを共有フォルダの下において、Linux側からはcpコマンドやmvコマンドでファイル操作できます。