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【マイナンバーカード】最悪なる事業「マイナポイント」

マイナンバーカードの普及とキャッシュレス決済の浸透を目的として、総務省が進めている「マイナポイント」付与事業ですが、最悪な制度と言わざるをえません。

mynumbercard.point.soumu.go.jp

 

1. マイナポイントアプリが動かない

まず、市役所に問い合わせたのですが、マイナンバーカードを窓口で発行してもらってから、数時間経たないと有効にならないみたいです。このため、もらった直後に、アプリを起動し何度もスマホにカードをかざしても「カードが読み取れない」状態が続きます。下手をすれば、マイナンバーカード自体にロックがかかってしまい、再度役所に解除のために足を運ばなければなりなくます。せめて公式ページに情報くらいはのせて欲しいものです。

次に、マイナポイントアプリにはおサイフケータイ機能(NFC)が必要ですが、マイナンバーカードのIC埋め込み面とスマホNFC読み取り部分の合わせ方を示した図が滅茶苦茶いい加減です。機種によっては全く出鱈目な位置が示されています。以下、職人でなくともできる見分け方を記載します。

スマホ背面のNFC読み取り部分がわかる機種

取説等でどこにNFC読み取りセンサーがあるか記載されていればそれに従います。NFCセンサーがセットされている部分にマイナンバーカードの中心があたるように接触させます。カードのICチップは中心部に埋め込まれているようです。

NFC読み取り部分がわからない機種

スマホNFC機能を有効化します。アプリは起動させておく必要はありません。上で述べたようにカード中心部にICチップがあるので、スマホ背面の上部からカード中心部を左上→右上→右真ん中→左真ん中→左下→右下といった具合に満遍なくゆっくりと滑らせていきます。途中で、「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」もしくは「NFC読み取りに失敗しました」というメッセージが出てブルっと震えたら、そこが目的の位置になります。

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まあ、いろいろ試すのは時間の無駄なのでコンビニで手続きしたほうが早いです。

 

2. 対象とする決済サービスの手続きが煩雑

マイナポイントアプリで申し込みを行えば、それで5000円もらえるのかというとそうでもありません。対象となる決済サービスを自分で選択しそこで指定額分の買い物なりチャージをする必要がありますが、この手続きがサービス毎にバラバラです。

最初にマイナポイント付与のための手続きを専用ページで行わなければならないサービスもあります。ここでセキュリティコードなるものを習得しておかなれば先のマイナポイントアプリで申し込みが先に進まなくなります。このセキュリティコードの扱いが決済事業者毎にバラバラであり、カード番号の下4桁であったりもします。まずは自力で決済事業者毎の情報を事前に整理しておく必要があります。

さらに、5000円の受け取り方も決済事業者毎にバラバラです。素直に「決済口座に入金」「ポイントとして還元」といった親切な方法を提供しくれればいいのですが、中にはドマイナーな銀行を受け取り窓口に指定しているようなサービスもあり、受け取りにいくだけで一苦労といったケースもあります。

 

結局のところ、国も決済事業者も5000円払いたくないのでしょう。とにかく利用者からみれば時間のロスだけなので、5000円もらうよりは他の事に時間を費やしたほうが有意義です。この国でキャッシュレス決済が浸透していくのはまだまだ先のようです。