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【Windows10】Microsoftストアを使わずにWSL2ディストリビューションを導入する

Windows10proでWSL2環境を構築したときのメモ。大抵の企業ではMicrosoftストアの使用を禁止しているので、Linuxディストリビューションを導入するためには手動で行う必要がでてきます。

 

WSL2の有効化

前提条件としてまずWSL2を有効化し、仮想環境を使えるようにします。PowerShellを管理者権限で起動し以下のコマンドを入力。

> dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
> dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

仮想環境を有効化するため、ここで再起動。

次に、WSLのバージョンアップを行います。

https://wslstorestorage.blob.core.windows.net/wslblob/wsl_update_x64.msi

ダウンロードしたmsiファイルをそのままダブルクリックしインストール。

これでWSL2が使えるようになったので、以下のコマンドでWSLの既定バージョンを2に設定します。

> wsl --set-default-version 2

 

Linuxディストリビューションのインストール

Microsoftも企業内ではストアが使えないこともある点を考慮し、WSL用のインストールパッケージを公式に提供しています。

docs.microsoft.com

f:id:self_fella:20210521115200p:plain

Ubuntuの他、SUSE等も用意されています。Windowシステムを含んでいないのでファイルサイズはそれほど大きくありません。

PowerShellを起動し、ダウンロードしたフォルダに移動。以下のコマンドを入力します。

> Add-AppxPackage (app_name).appx

 スタートメニューにインストールしたディストリビューションが登録されるので、クリック。初回起動時には設定のため若干時間がかかります。シェルプロンプトが表示されれば成功です。