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【RemixOS】RemixOS補完計画 その4

アップデートできなくなったアプリを保全する

RemixOS最終バージョンのAndroidはバージョン6です。このため、ストアアプリの中にはすでに動作しなくなったものや、アップデートできなくなったものも存在します。例えば、かの有名なVLCですが、バージョン3.2.9を境にAndroid6はサポートしなくなりました。

GooglePlayストアにあるアプリは常に最新であるため、RemixOSで動作する前のバージョンを使いたいと思ってもストアから入手できません。このため、何らかの形で旧バージョンを保全する必要があります。

 

1. 旧バージョンを配布しているサイトより、APKを入手し手動インストールする。

目当てのアプリにつき、「旧バージョン」といったワードで検索すると配布サイトがいくつかヒットします。ここからAPKファイルを落として手動インストールするのですが、製造元以外のサイトは違法なもの、ウィルス混入のものなど危険が付きまといます。手元にアプリがなくともインストールできる利点がありますが、リスクも大きくオススメできません。

 

2. バックアップを活用して旧バージョンを保全する。

もし、現在使用しており将来的にも使い続けるアプリがあるなら、定期的にバックアップすることをオススメします。本格的なバックアップリストア用のアプリもありますが、RemixOSではバックアップソフトそのものが動かない可能性があります。以下、バックアップ用のAPKファイルを簡単に作成する方法を示します。

2-1. ストアから「Apk Extractor」というツールを入手します。これは、インストールされているアプリを個別にApkファイルとして抽出できる優れものです。

play.google.com

 起動するとアプリの一覧が表示されるので、該当のものをクリックするだけです。

 

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ストレージ直下に「ExtractedApks」というフォルダが作成され、その下に

(アプリ名)_(製造元URL).apk

という名前でファイルが作成されます。これをNASクラウドなど適当な保管場所に退避させておきます。

2-2. 復元するときは、バックアップしておいたAPKファイルをダブルクリックするだけですが、元がストアアプリであっても野良アプリ扱いなので、セキュリティ設定から「提供元不明のアプリをインストールする」チェックが必要です。

2-3. 「Apk Extractor」で作成されるAPKはアプリ本体のみです。エロゲなどでは、アプリ本体の他に追加でグラフィックデータや音声データをダウンロード、インストールするケースがありますが、これらは含まれません。このため、復元後再度、追加データをダウンロードする場合もあります。

 

3. 代替アプリを活用する。

ゲーム以外のアプリでは、機能的に代替できるアプリが大抵存在します。例えば、Google製のアプリであれば、本家のアプリが動かずとも、所謂「Goシリーズ」のアプリは動く可能性があります。事実、検索エンジンの「Google」最新バージョンはRemixOSではダウンロード自体が失敗します。これに対して、軽量版の「Google Go」はダウンロード可かつ正常動作します。「Goシリーズ」のアプリは本家に比べて、機能的な制限があるものの軽量かつ低スペックでも動作するように作られているからです。メーラーやブラウザ等、日常的に使用するものは類似アプリが数多くあるので、代替手段を見つけるのはそう難しくありません。