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【Ubuntu】AnboxでAndroidエロゲは動くか?

Ubuntu上でAndroidエロゲを動かす方法はいくつかありますが、仮想環境やエミュレータを使わずに動かそうとした場合、選択肢は限られてきます。Wineのような洗練されつつある実行環境はまだ存在しないため、Windowsエロゲを動かすより難易度は高いです。

そもそもUbuntuAndroidカーネル部分はLinuxです。カーネルはそのまま本体のものを使用し、Androidフレームワークだけのせて実行しようとする試みがAnboxです。仮想環境やエミュレータと異なりネイティブアプリと同様にAndroidアプリが動く仕組みなので、余分なオーバーヘッドがかかりません。

anbox.io

Ubuntuのソフトウェアセンターにも置いてありますが、安定度が低くまともに動作しないため、最新の開発バージョンをダウンロードしインストールします。手順は上記公式ページに記載されています。

$ sudo snap install --devmode --beta anbox

カーネルの再構築が必要になる」との情報もありますが、Ubuntu19.04以降であれば必要ありません。

 

ランチャーにアイコンができているのでクリックします。

f:id:self_fella:20210427130247p:plain

 単純なアプリしかありませんが、ミュージックやギャラリーは動作しません。Androidのバージョンは7.1.1です。設定方法は普通のスマホと大差ないので、設定から「言語と入力」を日本語に設定すれば、日本語表記されます。ただし、入力に関しては英語配列のままなので、GooglePlayストアをインストールし、Google日本語入力をインストールする必要があります。

 

ADBツールがいれてあれば、コマンドラインから手動でAPKを入力することもできます。ADBはAPTで普通にインストールできます。

$ sudo apt install android-tools-adb

他のスマホ等から引き抜いたAPKをUbuntu上に配置し、以下のコマンドを入力します。

$ adb install (ApkName).apk

ADBの接続先は自動でローカルの第一エミュレータになるので、Anbox以外にエミュレータがなければそのままつながります。

スマホからエロゲアプリのAPKをいくつか引き抜いて直インストールしてみましたが、全敗に終わりました。インストールには成功するものの、ランチャー内のアイコンをクリックしても何ら応答がありません。

 

次に手段を変えてみました。まずはGooglePlayストアをインストールし、その後「AndroidシステムのWebView」をインストール。そしてDMMGAMESストアアプリをインストールし、そこからエロゲをダウンロードする方法です。

GooglePlayのインストールについてはGithubにインストール用のシェルスクリプトがおいてあるのでダウンロード、実行権限を与えて動かします。

$ wget https://raw.githubusercontent.com/geeks-r-us/anbox-playstore-installer/master/install-playstore.sh
$ sudo chmod +x install-playstore.sh
$ sudo ./install-playstore.sh

インストール終了後、「設定」→「アプリ」から「GooglePlayストア」と「GooglePlay開発者サービス」にすべての権限を与えます。

f:id:self_fella:20210427133457p:plain

GooglePlayストアを最初に起動するとアカウント情報の入力等を求められますが、これはスマホでの手順と同じです。ストアが動いたら「AndroidシステムのWebView」を検索しインストールします。DMMGAMESストアアプリの動作に必要です。

DMMGAMESストアアプリ自体は野良アプリなので、公式ページからダウンロードし、ADBコマンドで直インストールします。

www.dmm.com

動かしたところ。

f:id:self_fella:20210427134126p:plain

 結果、ストアアプリ自体は動作するものの、ゲームのインストールボタンを押してもうんともすんとも反応しませんでした。。。

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まだまだ道のりは遠そうです。