【Raspberry Pi 4】自家発電用ラズパイを作る その3
前回までで、OSの設定は終わっているので、今回はGoogle関連アプリとその他あると便利なアプリをインストールしておきます。
その前になぜRaspberry Pi 4にAndroidをいれるのか、その理由について触れていなかったので、簡単に触れておきます。目的はAndroidアプリやAndroidエロゲの半恒久的な保存を図ることですが、Raspberry Pi以外の選択肢がなくなりつつあります。
1. スマホやタブレットといった消費型ガジェットでは「バッテリーの消耗=ハード寿命」で、10年以上の長きにわたって使用し続けることができない。
2. 以前はAndroid x86を中心とした「PC上でAndroidを動かすプロジェクト」が盛んであったが、最近は低迷状態。大元のAndroid x86プロジェクトもAndroid 9への対応後、中断している状況。
3. カスタムROMの中には、x86系CPUで動くようカスタマイズされたものもあるが、あくまでARM中心、スマホやタブレットでの使用が前提。このため、PC上でのカスタムROMの動作は不安定なものが多い。
4. BluestacksやNoxplayerはあくまでエミュレータ、しかも商業ベース。WSAやGoogle Play Games for PCは特定の団体にしかオープンになっていないため、エロゲを含めた野良アプリは利用できない。
5. WindowsPCに無理やりGooglePlayサービスを入れる裏技も存在するが、非常にリスキー。最悪OSごと動かなくなる可能性あり。
Google関連サービスのインストール
前回の記事でも触れましたが、OpenGAppsを使えば、スマホのアクティベーションと同様にGoogleサービスを有効化できます。
導入の仕方はアチコチで紹介されているので、以下注意点のみ。
1. Raspberry Pi 4にインストールするときは、最低限の構成であるpicoを使用し、GooglePlayストアだけ有効化。その後、必要に応じてGoogleマップやYouTubeなどを追加していったほうがいい。紹介してあるkonstakang.comで触れらています。
2. Chromeは既知のバグとして、Raspberry Pi 4のGPUと相性が悪いせいか動作しないようです。代わりにFireFox等のブラウザを使用します。
Google関連サービスを使用できるようにしたところ。
画面まわりが賑やかになっています。
差し当たり最初に行っておきたいことは、Gboardを導入し、日本語入力を使えるようにしておくくらいです。「システム」→「言語と入力」でGboardが選択されていることを確認。「物理キーボード」を選択し、日本語109A配列が選択されていること確認。なっていなければ、「キーボードレイアウトの設定」から選択。USBキーボードがつながった状態であれば、自動で認識されているはずです。
Google以外であると便利なアプリ
独断と偏見で選んだあると便利なアプリ。類似のものも多いです。
1. CXファイルエクスプローラー
Cx File Explorer - Google Play のアプリ
これ一つあれば、Google純正のFilesすら要りません。ストレージだけでなく、SMBクライアントの機能も持っているので、ネットワーク上のファイルサーバやNASにも接続できます。要ストレージアクセス権限。
2. VLC
VLC - Google Play の Android アプリ
これ一つあれば、メディアファイルの再生には事欠きません。現存するほぼすべてのOSでリリースされている代物。ヌきの必需品。
3. Abema
Abema - Google Play の Android アプリ
別に動画配信アプリはAbemaでなくともいいのですが、無料で個人的に好きなので。大画面で見れるのはうれしいです。
他にも、TVerやU-NEXTなど好みで活用できます。