【スマホゲーム】「サクラ革命」を始めてみた
SEGAサターン時からのファンなので、予め事前登録、12/15に配信されたのでインストール。北斗での苦い経験を学習したからか、今のところ鯖が落ちるような目立った不具合は発生していません。人気IPものとしては、順調な滑り出しです。
評価は大いに分かれるところです。端的に言えば、旧作の再現を期待しているとすべての面で裏切られます。引き継いでいるのはタイトルと世界観だけ。旧作のキャラは現時点では登場せず仲間になりません。戦闘システムはライン移動のターン制コマンドバトルで、どこかで見たようなスマホ戦闘システム、それほどシビアでないのが救いです。ただ、原作ファンからすれば、「これは違う」感が否定できないかと思います。
逆に「サクラ大戦」とは根本的に異なる新作と考えれば、そこそこ評価できるのではないかと思います。対人要素も強くなく、システム自体もシンプルですが、何よりも敵キャラ達が魅力的です。黒はただの黒にあらず。序盤オープニングで吉良に味方しようとして何度も選択肢を繰り返した人は多いはず。
吉良のニヤ顔が見れるだけで、先に進めないです。意味のない二択はやめて、一発ゲームオーバーにすれば、ザ・糞ゲーに認定され、逆に評価が上がったかもしれません。
シナリオは九州を手始めに各都道府県に進出し、悪の手先共から解放していくというもの。この過程でご当地の歌劇団員が加わってきます。思わず、PONSの「にゃんこ大戦争」を連想してしまいました。長崎スタートではなく鹿児島スタート、あからさまに似せるのはやめたといったところでしょうか。ネコもシナリオの所々に出現します。
システム面ではいくつか注意しなければならない個所があります。まず、鯖の負荷を下げるために、ユーザ側に分割ダウンロードのリスクを負わせています。シナリオが進む度にダウンロード、しかも数十MB単位です。3G、4G回線下で知らずにゲームを進めていたらアッという間に速度制限にぶち当たるでしょう。おうちでおとなしくWIFI下でプレイしろということでしょうか。次に、序盤のチュートリアルがこれまた異様に長いです。リセマラは疲労するだけ。ガチャの中身には期待せず、とっととシナリオを進めたほうが気が楽です。キャラは星の数より射程や属性に注意した方がいいかもです。前衛キャラしかいない、後衛キャラしかいない、という偏った編成だとだんだんきつくなります。
結論、「従来のサクラシリーズとは異なる、完全新作として楽しみましょう」です。まだ始まったばかりなので、今後に期待したいです。
