【FireHD】FireタブレットでWindowsエロゲを実行する
Fireタブレットのエロ活用術も佳境に。避けては通れないテーマとして、「WindowsエロゲをFireタブレットで実行する」課題が残されております。方法はいくつかありますが、現時点で実用性のある手段は限られています。
Linux系OSにWindowsアプリを走らせる手段として、まず思い浮かぶのはWine(ないしそれをベースにした仮想Windows実行環境)を導入することです。しかし、現時点では以下の理由により断念せざるを得ませんでした。
・ARM版Wineの不安定性
WineはもともとIntelCPU上で動作すべく設計されています。ARM版も公式ページにあるにはありますが、まだ日が浅く、とても安定稼働できる状態ではありません。試しにいれてはみましたが、まともに起動しませんでした。起動に成功した例もあるようですが、ソフトの安定稼働にまでは至っていないものが大半です。
では、OS自体を入れ替えてしまうのはどうか?Windows10にはARM版があります。RaspberryPiでは成功した事例がありますが、64bitアプリケーションが動かないなど難があるみたいです。これも過渡期なので、採用できるには至りません。それ以前にOS自体を置き換えてしまうことは、Amazon端末として活用するポリシーに反します。
結局のところ現時点で取り得る手段は、「Windows端末にリモートデスクトップ接続しエロゲを動かす」方法くらいしかなさそうです。
〈目次〉
Windows側の設定
Windows側ではリモートデスクトップ接続を有効にします(デフォルトで無効)。
以下、Windows10でのやり方です。Proエディションのみ、Homeエディションではリモートデスクトップのホストとして設定できません。
「設定」→「システム」→「リモートデスクトップ」を選択。「リモートデスクトップを有効にする」をチェックしONにする。
Windows7の場合は、以下になります。
「コントロールパネル」→「システム」→「リモートの設定」を選択。
「リモートデスクトップ」項目の「リモートデスクトップを実行しているコンピュータからの接続を許可する」を選択します。
Fireタブレット側の設定
Fireタブレットにはリモートデスクトップクライアントを導入します。今回、導入するのは「Remote Desktop Manager」。RDPクライアントの機能だけでなく、OneDriveやGoogleドライブに接続できる機能も持っています。無料、無広告。
アプリストアで「Remote Desktop」で検索すればすぐに見つかります。
起動すると最初にMaster Keyの設定が求められるので設定。起動時にパスワードを入れなければいけませんが、他人に操作されるのを防ぐために設定しておいたほうがいいです。「Vault」画面が開くので「+」ボタンをおしてエントリを追加します。「New」画面では「Session」→「RDP(Microsoft Remote)」を選択します。必要な設定箇所は、「General」項目の「Name]、「RDP」項目の「Host」「Port」「Username」「Password」です。
・Name エントリ名、好きな名前でいいです
・Host Windowsを実行しているマシンのIPアドレス
・Port 0にしておけばデフォルトの3389が使用されます
・UsernameおよびPassword Windowsにログインする際のユーザ/パスワード
設定が終わったら「SAVE」します。Home画面に作成したエントリがあるので3点リーダから「Open」を選択します。
Fireタブレット上で動作させているところ。FireHD8+でも若干動作は重いです。
今回は見送りましたが、RDP以外にも実用性があるWindowsエロゲ実行方法がないか検討は続けたいと思います。