【ESXi】Windows10のVMイメージをESXiに移行する
Windows10のVMイメージをVMware Workstation 15からESXi6.5に移行したときの記録。vCenter Converterを使えば数ステップで完了してしまうが、最新のConverterでもまだWindows10に対応していないせいか、エラーになります。(それ以前のOSでは問題なし)。このため、Workstation上のVMXイメージを一旦OVFイメージに変換し、EXSiへインポートしてやる必要があります。
OVFイメージの作成
OVFToolを使ってVMXをOVFフォーマットに変換します。
https://customerconnect.vmware.com/jp/downloads/details?downloadGroup=OVFTOOL430&productId=742
ダウンロードするにはVMwareのカスタマー登録が必要。コマンドラインツールなので、コマンドプロンプトを立ち上げ、インストールした場所に移動。通常はC:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool。
> ovftool D:\Windows10.vmx D:\ovf\Windows10.ovf
※Dドライブ直下にVMイメージがあり、OFVフォルダに作成する場合
プロンプト上に進捗が表示されますが、そこそこ時間がかかります。
この時注意する点は、VMイメージを作成したWorkStationのバージョンとインポート先のEXSiのバージョンの違いから、デプロイ時にエラーになるケースがあること。大抵は仮想マシンハードウェアのSystemType違いが原因。EXSi6.5はvmx-15までしか認識しないため、もしデプロイ時が失敗したら、作成したovfファイルをメモ帳等で開き、以下の行を変更します。
<vssd:VirtualSystemType>vmx-15</vssd:VirtualSystemType>
vmx-15の値がそれより大きくなっている場合は、vmx-15に変更する必要があります。
EXSi6.5へのインポート
管理画面のウィザードに従って進めていくだけです。
「新規仮想マシンの作成」から「OVFファイルから・・・」を選択し「次へ」。
作成したOFVファイルとディスクイメージ(.vmdk)をドロップし選択、「次へ」。
ストレージとオプションは環境に合わせて変更してください。