【PPSSPP】AndroidスマホでPSPゲームを実行する
前回はPC上でPPSSPPを使用してPSPゲームをエミュレートしましたが、今回はスマホ(Android)で実行したいと思います。PPSSPPはGoogleプレイストアに置いてあります。エミュレータを動かすためにはそこそこのマシンスペックが必要ですが、Andorid7以降のスマホであればほぼ大丈夫なようです。
用意するもの
1. PPSSPPをインストールしたスマホ
2. ゲームのROMイメージ
PCと接続し、予め準備しておいたISOイメージなりEBOOT.PBPをスマホの任意の場所に転送しておきます。スマホにSDカードが挿してあるならば、以下の場所がわかりやすいです。
SDカード: PPSSPP/PSP/GAME/
セーブデータも一緒に転送しておきたいなら、以下の場所になります。
SDカード: PPSSPP/PSP/SAVEDATA/
実行
動かし方はPCの場合と同様、特に考える必要がありません。最初の画面から「ロード」を選択し、予め転送しておいたゲームROMを指定するだけです。
設定も特に拘りがなければそのまま進めても問題ありませんが、ゲーム画面がカクつくようならレンダリング解像度を低めに設定したほうがいいかもしれません。「ゲームの設定」→「グラフィックス」→「レンダリング解像度」。デフォルトはPSP本体の解像度の2倍になっています。
スマホなので当然ゲームコントローラなどなく、スクリーン上のゲームコントローラで操作することになります。
慣れないと操作に戸惑うかもしれません。派手な動きを要求するアクション系のゲームはかなりハンディを負うことになるでしょう。アドベンチャー系か緩いシュミレーション系のゲームにとどめておいた方が無難かもしれません。
どうしても、PSPの動きをそのままスマホ上で再現させたければ、Android対応のゲームコントローラを導入することになりますが、これまたリスキーです。スマホで動作する手頃なコントローラはほぼ中華製で、全く動作しないものも稀に含まれていたり、ボタンを押しこんだらすぐに反応せずに使えなくなったなど、日々人柱が生じています。
比較的動作が安定しているのはBluetooth接続のものですが、上記商品のようにスマホをケースから外してコントローラに取り付けるため使い勝手が非常に悪く、スマホ本来の用途を果たせません。どうしてもコントローラで遊びたければ、機種変更して余った古めのスマホを専用機にしてしまうのが手っとり早いかもしれません。ただし、バッテリの消耗が半端ではないので、古いスマホではすぐ息切れしそうです。
このような中、注目されるのはSwitch風のAndroid携帯ゲーム機です。ヒットすれば第二のPSPに十分なりえます。
PSPおよびPSVitaが終焉して、今のところ携帯ゲームのプラットフォームはほぼスマホに集約されつつあります。PSP実機が動いているうちにPCないしスマホ上にUMDをバックアップして動作環境を確保しておくことはかなり有益ですが、従来と同様に気軽に持ち出すためには、まだ一工夫必要な気がします。人気作品は今後もスマホ上に移植されていくでしょうから急ぐ必要もありませんが、中にはメーカーの技術力が足りずにスマホへの移植に失敗している作品もあるので、それらは優先的にバックアップしておいたほうが賢明かもしれません。